Nukute: 睡眠時無呼吸診断を簡易に実現するIoTソリューション

フィンランド

当記事では、フィンランド国オウル発のスタートアップのNukute社が提供する、睡眠時の呼吸をモニタリング+解析することで、睡眠時無呼吸診断や、その他呼吸に関わる症状を検出するIoTソリューションについて紹介します。

Nukuteが開発したIoTデバイスは、小型軽量で、付けていても違和感なく睡眠を取ることができます。

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実は恐ろしい睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome、SAS)とは睡眠中に何度も呼吸が止まる状態(無呼吸)が繰り返される病気です。肥満やもともとの体質、アルコール摂取などが原因とされており、高血圧や心臓病を引き起こし、最悪の場合、脳卒中や突然死を招くこともあり得る様です。(以下参照)

睡眠呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群)について | 東京労災病院
東京労災病院は東京都大田区の労災病院で、勤労者医療、地域医療の中核病院として患者様中心の安全で安心な質の高い医療を提供。救急医療にも力を入れています。

IoT睡眠診断ソリューションを提供するNukute

フィンランド国オウル市発のスタートアップNukute社は、簡単に睡眠状態を診断出来るIoTソリューションを提供する医療テックスタートアップです。

https://nukute.com/

病院に入院せずに、専用の無線センサデバイスにより家庭で簡易的に睡眠状態を測定できることが特長です。

睡眠時の様々な症状を診断

Nukuteが提供するIoT測定デバイスでは睡眠時無呼吸症候群以外にも下記の複数種類の症状を診断することが出来るとのことです。

  • ぜんそく
  • 慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary [Pulmonic] Disease、COPD)
  • 成人呼吸窮迫症候群(Adult Respiratory Distress Syndrome、ARDS)

IoTソリューションにより、家庭で簡易的に睡眠状態を測定することで、こういった睡眠時疾患の早期発見や治療に結び付けることが出来る様です。

まとめ

本記事では、以下の特徴をもつフィンランド発のIoTスタートアップ・Nukuteを紹介しました。

  • 睡眠時無呼吸症候群は高血圧や心臓疾患の原因となり、最悪の場合突然死を招く。
  • フィンランド国オウル市発Nukute社はIoT睡眠検出ソリューションを提供する。
  • 当ソリューションにより、様々な睡眠疾患を家庭で簡易的に診断することが出来る。

また、以下の記事ではフィンランドでIoTスタートアップが盛り上がっている理由や、注目スタートアップを紹介しています。興味のある方は是非ご覧ください。

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